企業が構築したシステムは、導入後に円滑に稼働し続けていかなくては、システム構築を行った意味がありません。従って、導入後の安定稼働を実現するための継続的な保守管理活動は、システムの構築と車の両輪の関係にある重要な活動なのです。このような保守管理活動の対象はシステムだけにとどまらず、ネットワークやユーザーが利用する個々の端末なども含まれます。また、管理項目も7つに大別でき、これらの7つの管理項目を総称して運用管理と呼ばれています。

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運用管理の具体的な管理項目の1つ目が可用性管理です。可用性管理はシステムやネットワークの運用において、ハードやソフトに障害が発生することなく正常通り稼働しているかどうかを監視し、仮に障害が発生した際にはそのことをいち早く検知した上で、遠隔操作によって障害からの迅速な復旧を実現させるための障害対策を指します。具体的な取り組みとしては、データのバックアップ管理や、緊急時の対応プランとなる事業継続計画の策定などが挙げられます。

2つ目の管理項目は性能管理で、トラフィックの監視やアプリケーションの処理時間の管理を通じて、リソースの追加や最適化などの検討を行います。3つ目の管理項目は、ハードウェアの配置やディスクの空き容量などを管理する構成管理で、性能管理と同様に状況に応じてリソースの追加や最適化などの検討を行うための管理です。4つ目の管理項目はセキュリティ管理です。具体的にはパスワード管理やアイデンティティ管理などによるアクセス権の制御や管理を行うことで、不正アクセスの監視やログ管理などを行います。

5つ目の管理項目は業務システムの自動運用や、帳票出力、バックアップなどのスケジューリングと、その実践などを行うジョブ管理です。6つ目の管理項目は資産としてのネットワーク機器やパソコンなどの管理を行うIT資産管理です。そして7つ目の管理項目は、各ユーザーが利用するパソコンへのソフトウェアの配布やパッチ処理を行うソフトウェア配布です。これらの7つの管理項目を並行して適切に運用していくことが、一般的な運用管理のあり方となるのです。